Skip to content

配色

viridisカラーマップ

viridisカラーマップは、Stéfan van der Walt (@stefanv) 氏とNathaniel Smith (@njsmith) 氏によって開発された1。開発の経緯はSciPy 2015での発表3を動画で確認できる2。viridisカラーマップの定義はCC0ライセンスで colormap/colormaps.py で公開されている2

viridisカラーマップは、PythonのMatplotlibにおいてバージョン1.5から導入され、バージョン2以降からはデフォルトのカラーマップとして設定されている2。Rのggplot2には、viridisカラーマップを使うための関数が組み込まれている4

Image title
viridis Colormap
import numpy as np
import matplotlib
import matplotlib.pyplot as plt

gradient = np.linspace(0, 1, 256)
plt.imshow(
    X=np.vstack((gradient, gradient)),
    aspect=16,
    cmap=matplotlib.colormaps["viridis"],
)
plt.axis("off")
plt.savefig(
    fname="test_viridis_cmap.png",
    bbox_inches="tight",
    transparent=True,
)
Image title
viridis Color Palette
import seaborn as sns
import matplotlib.pyplot as plt

palette = sns.color_palette(
    palette="viridis",
    n_colors=8,
    as_cmap=False,
).as_hex()
sns.palplot(palette)
plt.savefig(
    fname="test_viridis_palette.png",
    bbox_inches="tight",
    transparent=True,
)

Okabe-Itoカラーパレット

Okabe-Itoカラーパレットは、岡部正隆氏と伊藤啓氏が提案しているカラーパレットである5。CUD (Color Universal Design) カラーパレットとよばれることもあるようだ。カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)が普及活動を行っており日本国内では良く知られているようだ。書籍『Fundamentals of Data Visualization』のデフォルトのカラースケールとして使用されていたことなどから、海外でも知られているようだ。

Okabe-Itoカラーパレットについて、海外で良く参照されている文献5は最終更新日が2008年となっているが、カラーユニバーサルデザイン機構が公開しているカラーユニバーサルデザイン推奨配色セットは2018年にver.4に改定されており6、若干数値が変わっているようだ。色数も異なるようだ。Matplotlibのチケットへのコメント9などを見るに、英語版の公式の最新版の説明が必要とされているようだ。

Okabe-Itoカラーパレットは、書籍『Fundamentals of Data Visualization』のデフォルトカラースケールとして使用されている10。この書籍は、CC BY-NC-ND 4.0で公開されている10。日本語版は『データビジュアライゼーションの基礎』という書名でオライリージャパンから出版されている11

Okabe-Itoカラーパレットは、PythonのMatplotlibにおいては、現在のところ自力でカラーマップを作成して使う必要があるようだ。一方、Rではバージョン4.0.0からカラーパレットの1つとしてOkabe-Itoが含まれている12

以下に、文献5のカラーパレットを示す。

No. Color Name HEX7 RGB8
1 Black #000000 rgb(0 0 0)
2 Orange #e69f00 rgb(230 159 0)
3 Sky Blue #56b4e9 rgb(86 180 233)
4 Bluish Green #009e73 rgb(0 158 115)
5 Yellow #f0e442 rgb(240 228 66)
6 Blue #0072b2 rgb(0 114 178)
7 Vermillion #d55e00 rgb(213 94 0)
8 Reddish Purple #cc79a7 rgb(204 121 167)
Image title
Okabe-Ito Color Palette
import seaborn as sns
import matplotlib.pyplot as plt

palette = sns.color_palette(
    [
        "#000000",
        "#E69F00",
        "#56B4E9",
        "#009E73",
        "#F0E442",
        "#0072B2",
        "#D55E00",
        "#CC79A7",
    ]
)
sns.palplot(palette)
plt.savefig(
    fname="dest/okabeito_palette.png",
    bbox_inches="tight",
    transparent=True,
)

用語の整理

  • CVD (Color Vision Deficiency) or Color Blindness
  • CUD (Color Universal Design)
    • CUDとは – NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構 CUDO
      • NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構が提唱
      • 人間の色覚の多様性に対応し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や施設・建築物、サービス、情報を提供するという考え方を「カラーユニバーサルデザイン(略称CUD)」と呼びます。

    • CUDに基づいた配色
    • 色覚の呼称 – NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構 CUDO
      • CUDOは色覚型の5種類(C型、P型、D型、A型、T型)を対等に扱うことを提唱している。その上で、割合が最も多いC型を「一般色覚者」と呼び、C型色覚以外を色の対応の不十分な社会における弱者として「色・弱者(しきじゃくしゃ)」と呼んでいる。
    • CUDの考え方においては、色覚には多様性があり、全ての色覚のタイプはフラットに考える。仮に、特定のタイプの色覚がマイノリティであったとしても、それを異常とはよばない。つまり、CUDにおいては、「色覚異常に配慮した」という表現は誤りである。「色覚多様性に配慮した」と表現する。
  • 色覚多様性(Color Vision Variation)
    • 日本遺伝学、遺伝学用語改訂について、2017-09-11
      • 色覚多様性は、日本遺伝学会が提案する呼称(概念)である。
      • 英語の「Color Blindness」を日本語では「色覚多様性」と改訂し、改訂後の邦訳を「Color Vision Variation」とする。
      • ここでの改訂は概念的な変更も有するように想像するが、同一の概念を指すものか、異なる概念を指すものかは、この「お知らせ」からは「→」で表現されているだけであり、明確に読み取れない。遺伝単を読むしかまいか。CUDOも色覚多様性という呼称を使用している。
    • 日本人類遺伝学会、遺伝学用語改定のお知らせ、2017-09-26
      • これまで「彷徨変異」と呼称していた概念を「多様性(バリエーション、variation)」と改定した。
    • CUDOも色覚多様性という呼称を使用している。
    • 医学用語としてはどうか?
      • 調査中

その他のリンク